

■ 問題はその問題をもっている人が解決する
表題の通りなのですが、カウンセラーの研修でよく学ぶことです。誰の心の中にも自分を癒したり問題を解決しようとする「インナーカウンセラー」が存在します。ただ悩みが深くなるとその機能が発揮されなくなってしまいがちです。カウンセラーの役割には傾聴することを通して悩んでいる相手のインナーカウンセラーを甦らせるということがあります。
社会の中で、例えば問題を抱えている部下がいて、その問題について上司が部下の話を十分に聞いてあげず、一方的に問題の解決方法について話しまくり、得意げになって「俺はアイツに指導してやった」等と自慢げに話しているシーンを見かけたりします。指導したと思っている上司の方は「さぞかし俺に感謝していることだろう」と思っていたりしますが、一方の部下の捉え方は全く逆。「全く私の話を聞いてくれない思いやりがない上司だ」と思うことも多いです。
反面、部下の話をじっくり聴き、質問しながら本人の考えている解決方法を引き出してあげると、上司はただ聴いてあげただけにもかかわらず、部下は「あの上司に教えていただいた、救っていただいた」と感じることが多分にあるようです。
私も職業柄様々なご相談を承ることがあります。ケースバイケースではありますが、質問を通じて傾聴していくと自然に相手の経営者がこちらからの質問に応えていくことを通じて自分の考えを整理し、問題に対する改善策を固めていくといったことがよくあります。
話すことより聴くことが大切だから人間は口が一つで耳が二つあるといいます。聴くことの力を再認識していきたいものです。


